捕らぬ狸の皮算用

33歳独身女のテキトー人生を綴ります。

何か聞いたことあるけれど、自分がなるとは思わなかった。

子宮内膜症ですね」

 

先生がいとも簡単に言ってくれた。

は??

頭が混乱した。

 

ここは、婦人科の診察室。

先生が白黒のエコー画面を見せながら、

(私の卵巣内を映し出しているらしい)

「ほら、ここに塊があるでしょう?」

「これがあるから痛いんだな」

と、私の混乱をよそに、どんどん話が進んでいく。

 

診察室に戻ったら、

先生がどこぞに出かけた時の記念写真のように

「はい、あげますから」

と、私の卵巣内にある塊のエコー写真をくれた。

正直、まったく嬉しくない上に、これ持ってて

どうにかなるの?という謎。

 

「右卵巣子宮内膜症ね」

「まずは4cmだし、ピルで様子見てみようか」

私の右卵巣の塊は、4cmらしい。

先生の話だと、5cm以上だと破裂したり(!)する可能性もあるから

手術の可能性も出てくるけれど、

まずは今は独身だしそこまで大きくないから

ピルでこれ以上大きくならないように様子を見てみようと言われた。

 

その日は年に1回やっている婦人科検診。

子宮頸がん検診ついでに、最近生理痛がいつも以上にひどいことと

痛すぎて救急外来に行ったけれど、CT検査したりしたのに原因不明で

点滴うたれて帰された話をしたら

念のためエコー検査することに。

そしたら、まさかの病気発覚…!!

今まで健康に33年生きてきたのに、こんなにひょんなことで

病気が見つかることがあるんだ、と驚く。

 

とりあえず、破裂する前に見つかってよかったのか?

でも救急で見てもらった時に激痛がしている箇所を伝えたのに

ただの生理痛扱いされたぞ?

毎年婦人科検診していたのに、何で大きくなってから見つかったんだ?

自問自答しながら、私は帰りの岐路についたのだった。